鍋物の美味しい季節となりました。寒い夜こそ、お鍋で野菜を摂ることができ、体も温まります。
明後日23日は新嘗祭の日です。新穀をお供えして、神さまにお召し上がりいただきます。
この時期、有難いことに毎年このお祭りのために新穀をご奉納してくださいます方より、無農薬・はぜ掛けで大切に育てられた「のんた米」を奉納していただいております。お祭りを二日後に控えた今日、今年も社務所にお届けいただきました。神さまも楽しみにしていらっしゃることと思います。
お米とともに、「のんた米ふるさと便り」という機関紙も一緒にいただきました。最新号で何と246号という発行を誇っています。仮に毎月出されているようでしたら20年になります。素晴らしい努力の賜物です。
紙面にある、お米の生産者さんの巻頭言によると、3月から田を耕し始め、あぜの草刈り、肥料散布等が行われます。水不足に悩まされ、猛暑にあって雑草の除去など様々な困難やご苦労を経て9月初旬に稲刈りが行われたそうですが、その後もはぜ掛け、脱穀などがあり収穫作業は終わります。しかし、その後も翌年に備えての土づくりが行われます。
消費者の目に見えないところで、このように大変な重労働のもと、食卓に上がるお米が提供されるということです。お米は勝手に出来てくるものではなく、生産者さんの壮絶な苦労の元にあるということを私たちは感謝せねばなりません。 新嘗祭は戦後、「勤労感謝の日」と名称を替えましたが、米づくりに尽力される方への感謝のお祭りです。この方々や奉納者の高い志を想い、厳粛なお祭りとするよう気が引き締まります。
紙面にはほかに、食と健康に関する記事も多く掲載されておりますが、そのなかに「脳が成長する10か条」がありました。人間の脳は老化により衰える一方かと思っておりましたが、鍛え方によっては100歳であっても成長するそうです。この10か条(委細は割愛します)のうち、「自己イメージ」を除く9か条は日常実行していることで安堵しました。他にも「読書」や「学問(知的好奇心)」も必要かも知れません。 ファイルして保管し、時々読み直すべき機関紙です。
毎食、農家の方に感謝して食前食後に手を合わす一日です。
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