暖冬が続き、異常気象など言われておりますが、驚くことはありません。いつの時代もこういうときはありました。現在の地球は温暖期であるため、こういう年もありますが、平安時代は寒冷期であったため毎日寒さ厳しいときを暮していました。そのために厚着をした結果、今に残る十二単(じゅうにひとえ)や神職さんの正服(大祭に着用する装束)が生まれました。 温暖化と言いながら、つい数年前、阿東徳佐ではマイナス16度を計測しました。鹿児島や台湾で雪が降りました。これも異常気象かも知れませんが、色んなことが起きるからこそ地球が正常に機能しているということです。
「見ました!」メール、二件いただきました。有難うございました。
「ご奉仕が必要なときは、いつでも仰ってください。」
何と有難いお申し出でしょうか。このような方がお宮を通じてご縁があるということは、幸せな環境にあるとともに、神さまが助けてくださっていることと思います。 戦国時代、山陰の尼子氏という武将の家臣に、山中鹿之助という人物がいます。勇猛で主君に忠実な人物ですが、不運が続き大変な苦労を強いられますが、それでもなお、月を見上げて「神さま、我に七難八苦をお与えください。」と、困難を困難とせず、人間が成長するために必要な道を神さまが与えてくれていると感謝さえしました。
人が困難に直面したとき、それは神さまが与えてくださった(試しておられる)好機と捉えます。職場での人間関係に悩む人が多いなか、神社で一人であるということはそういう悩みがない一方、全てを一人で行う苦労もあります。しかし、これを苦労と思わず、幸せな環境と考えるべきかも知れません。
毎年お祭りに際してお米を奉納してくださる方より。
「旅先で書いたアンケートが当選し、お米が送られてきました。神さまが見ていてくださっているので、お返事が来たのかなと思いました。」
仰る通り、神さまが見ていてくださったのですね。地元のお米を奉納したお礼に、旅先のお米をお返しに下さる。このように素直に神さまに感謝なさる綺麗なお気持ちが、自然と自らに幸運をもたらしていることと思います。 前回の当欄「宮司さん」をご覧になり、「宮司」と呼び掛けることについて
「そのような呼びかけをする方を見たことがないので、びっくりしました。」
そうです、普通の人はびっくりされるようなことですが、時々お見えになります。知らないというだけで、知った今後は改められることでしょう。 お寺のお坊さんに「坊主!」と呼び掛けるようなものです。間違いではないのですが、通常は「お坊さん・お坊さま」というように、西洋伝来で役職のみを呼びかける「社長・課長・店長(プレジデントやマスターを訳したもの)」などとは異なり、日本語には敬称があるため、西洋伝来ではない我が国独自の役職には「さん」や「さま」を用います。
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