「最近は鋭意更新ですね。どうしたのですか?」
返って心配していただきました。応援メールを沢山いただくので、それだけ期待されているという自覚と意欲とでもお答えいたしましょう。
ニュース番組などで、よく「神社の参拝客」や「観光客」という言葉を耳にしますが、これは誤った用語です。
例えば、病院で「入院客」や「通院客」というでしょうか。単に患者、または患者さんと言います。
参拝者や旅行者、患者とは、自らの「参拝」や「観光」、「治療」に行っているのであり、先方から何らかのサービスを求めているのではありません。(病院での治療や神社のお祓いはサービスではありません)よって、「○○客」とは言わず、上記の「参拝者」「旅行者」などとされます。神社側も、「お客さん(お客様)が来られた。」ではなく、「参拝者が見えた。」が正しい用法となります。
自身を「参拝客」というお客様意識を持っている人ほど、神社に対して些細なクレームを付けられますが、(例えば、「手水舎の柄杓が古い」と言われた方がありましたが、通常はそう思うと新しいものを奉納されるようです。)「客」ではなく、「お参りさせていただいている」という感覚をお持ちの方ほど神社の維持管理全般に関して奉仕の申し出やねぎらいのお言葉を掛けてくださいます。
安易に「客」という言葉は用いないようにしましょう。なお、石段中腹にある「客人神社」(まろうど・じんじゃ)の「客」とは、本社の神さまに対し、こちらの神さまが「客」待遇にあるということで、お客さんを迎える神さまではありません。
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